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2019/08/21  [ 薬剤師 ]

健康サポート薬局実務研修を開催しました

こんにちは、在籍6年目の薬剤師です。
今回は、弊社で行われております研修についてご紹介をさせて頂きます。

今後の薬局や薬剤師には、かかりつけの役割とあわせて健康サポートの役割が求められています。今までのように【病院の隣の薬局でお薬をもらう】 という流れから 【常にあの薬局(もしくはあの薬剤師)からお薬をもらい、いろいろな健康相談もする】 という流れに変化していっているところです。

あの薬局(もしくはあの薬剤師)】ということは、患者さんから見ますと、その薬局(や薬剤師)が複数の医療機関で処方されたお薬についてだけでなく、一般用医薬品(OTC)や健康食品も含めて相談をできるところかどうかがポイントになっていきます。

健康サポート薬局実務研修では、今後の薬局、薬剤師のありかたを見つめ直し、かかりつけとして患者さんをサポートさせて頂くために必要なスキルを身に着けるための研修となります(みっちり8時間の研修です!)。


はじめは、アイスブレイク!自己紹介で日ごろは異なる店舗で働いている方との意見交換です。といっても、同じ会社の社員同士なので打ち解けは早かったです。


続いて、ロールプレイ!実際に白衣を着用し、薬剤師役・患者さん役を決めて応対の練習を行いました。内容としては、処方せんをお持ちでない、頭痛で来局された患者さんへの応対になります。医療機関の受診をおすすめするべきか、薬局内で取り扱いのある一般用医薬品で十分なのか、患者さんの「頭が痛い・・・」へどのように寄り添っていくべきかを考える内容でした。


最後にグループワーク!患者さんのひとつの訴えから、お薬を服用いただいて実際に完治に至るまで、自分の中での流れを決めることの重要性を学びました。上記の「頭が痛い」ひとつをとっても、熱があるのかどうか、ズキンズキンと痛むのかどうか、吐き気があるのかどうか、どんな時に痛むのかなど、いろいろな場面でいろいろな対応・アドバイスがあり、それをみんなで話し合いをしながら、患者さんのためにできることを考えさせていただきました(色々なバックグラウンドのある薬剤師同士、他の方の意見も聞けてとても勉強になりました)。

普段の応対でここまで考えて患者さんに接していたかどうかを振り返ることができました。また、薬局・薬剤師として患者さんにもっともっと貢献できることがあることをヒシヒシと感じることができ、とても有意義な時間でした。